お知らせ

 

■ 2023年8月28日

谷﨑義治のモンゴル紀行の回想録 ⑥と⑦を掲載しましたのでご覧ください。

■ 2023年7月11日

谷﨑義治のモンゴル紀行の回想録 ④と⑤を掲載しましたのでご覧ください。

■ 2023年4月12日

谷﨑義治のモンゴル紀行の回想録 ③を掲載しましたのでご覧ください。

■ 2023年3月15日

谷﨑義治のモンゴル紀行の回想録 ②を掲載しましたのでご覧ください。

■ 2022年4月28日

弊社の取締役である谷﨑義治の回想録として、「モンゴル紀行」を掲載しましたのでご覧ください。
上場会社のビジネスマンとして永らく勤務した後、関係会社の社長を歴任し64歳で現役引退した2005年8月、念願のモンゴルの地を踏んだ時の紀行録です。

■ 2022年2月18日

MHM(Medical Herb Mongolia)は、日本向けのホームページを新たに作成してアップロードしました。
モンゴル産の黒クコをはじめ、弊社取扱い品については「お問合せ」ページよりお気軽にお問合せください。

■ 2019年10月16日

2019年12月号のニッポンを元気にする情熱人として掲載されました

当法人の取締役 谷﨑義治は、1941年熊本県八代市生まれ。 熊本大学理学部卒業後、大手化学メーカーの日本油脂(現・日油)に入社。 研究や製品開発に携わりながら、米国企業との合弁会社や子会社の代表を務める。 退職後は一般社団法人モンゴルの風の理事を経て、日蒙間の人材交流やモンゴル産の生薬・食材の普及に努めている。

モンゴル産の黒クコは抗酸化物質が豊富に含まれている

以下は掲載された記事を基に編集したものです。


信州大学 茅原名誉教授も黒クコを応援しています


信州大学 名誉教授の茅原教授も黒クコを応援


過酷な自然環境で育つ黒クコの機能性に魅せられています


熊本県八代市で生まれた谷﨑さんは、現在78歳。 もともとは家業の農家を継ぐつもりだったそうですが、弟さんのほうが農業に適性があったことから、谷﨑さんは大学を目指すために高校へ進学したそうです。
「勉強はもともと好きでしたね。 いまでも思い出すのは、小学六年生のときの自由研究です。 八代平野で採取できる植物を研究して発表したら、先生からとてもほめられました。 モンゴル産の植物を普及させる活動のルーツは、この自由研究にあったのかもしれません」
熊本大学には志望していた農学部がなかったことから、谷﨑さんは理学部化学科に進学。 学生数二十人ほどの小さな学科には、個性的な面々がそろっていたといいます。

「同級生の中には、太陽光発電の開発者で後に三洋電機の社長を務めた桑野幸徳さんもいます。 熊本大学を卒業した後は化学メーカーの日本油脂(現・日油)に入社。 塗料や油化学の部署に配属された私は、『海外の大手企業や国内のライバル企業には作れない、すごい製品を開発するぞ』と意気込んで、新しい界面活性剤やウレタン素材などの研究開発に取り組みました」

忙しくも充実した谷﨑さんの会社員人生に大きな転機が訪れたのは、四十三歳のときでした。
同年齢の奥さんが、乳がんと診断されたのです。 奥さんの回復を何よりも願った谷﨑さんは、「妻の看病をしたい。 閑職でかまわないから、時間の融通が利く部署に異動させてほしい」と会社に懇願したそうです。 「移動はかないましたが、治療のかいなく、妻は一年後に亡くなりました。 その後に再婚しましたが、当時、息子が思春期で家族が不和になり離婚。 すべてを投げ出したい気持ちでしたが、移動先の技術部でモンゴルとのご縁をいただいたのですから、人生分からないものです」

谷﨑さんが移動した技術部では、消泡剤の技術輸出がきっかけとなり、アメリカの大手化学企業の一つであるW.R.グレース社と合弁会社を作ることになりました。 社風が異なる海外企業とのマッチングには壁ができやすいといわれますが、谷﨑さんに合弁会社の社長職の辞令が出たのです。 四十八歳のときでした。
「死別に再婚、離婚とさんざんな状態だった私は、『ヨ~シ、このさい、クビをかけてやってやる!』と意気込んで、新会社の事業となる化学技術を調査しました。 世界中を回って事業のヒントとなる研究開発を勉強しながら、なんとか経営者らしくなったのは、就任三年目からです。 その後、六十代でニチユソリューション社の社長になり、引退。
子会社の社長までいったのですから、いいサラリーマン人生だったと思います」


モンゴルの草原で現地モンゴルの方と一緒に


仕事を引退した谷﨑さんとモンゴルの間で縁が生まれたのは、2003年のことです。 退職後にシニアボランティアとしてモンゴルで経済学を教えていた日油の先輩・元山芳彰さんが「モンゴルはおもしろいところだからおいでよ」と声をかけてくれたことがきっかけでした。 二年後の2005年に、谷﨑さんは初めてモンゴルを訪れました。

「モンゴルというと緑の草原を馬が失踪しているイメージだと思いますが、国土の多くは砂漠や山岳地帯です。 町を移動するときは、広大な草原や砂漠を車で走るのですが、モンゴルの自然は厳しく、昼夜の寒暖差が30度になるときもあります。 紫外線も強烈ですし、砂漠で車が故障したら、オオカミに襲われて命を落としかねません」

谷﨑さんによると、モンゴルで最も多く見かける日本製品は中古車で、その八割がトヨタのプリウスだそうです。 モンゴルは石油を100%ロシアから輸入していますが、質があまりよくないため、燃費がいい日本車は大評判なのだとか。

モンゴルとご縁ができてから、甘草や麻黄といったモンゴル産の生薬と出合いました。 厳しい気候を生き抜いているモンゴル産の植物は機能性が高く、日本の企業からも少しずつ問い合わせが増えてきています」
モンゴル産の植物や生薬を扱う地元企業にとって、大きなライバルとなっているのが中国の企業です。 駆け引きが上手とはいえないモンゴルのビジネスマンは、同じ素材を扱っても中国産の後塵を拝しているのが現状だそうです。

モンゴルの厳しい自然

中国とライバル関係にある食材で私が力を入れているのが黒クコです。 黒クコは、ブラックゴジベリーと呼ばれる植物で、抗酸化物質が豊富に含まれています。 中国では黒クコが大ブームで、国家レベルで研究が始まっています。 モンゴル産の黒クコもこの流れに乗りたいのですが、なかなかうまくいきません」

黒クコはモンゴルや中国など標高1,500メートル以上の高原の砂漠に自生している植物です。 毎年六月頃に開花し、九月頃に直径4~9ミリの黒い果実をつけます。 優れた健康・美容効果が期待できる "秘草" として珍重されてきた黒クコは、学名を「Lycium ruthenicum Murray」といい、モンゴルではゴビアルタイ地区やバヤンホンゴル地区に生育しています。

黒クコの普及を通じて親日的なモンゴルと日本の交流を深めたい


「モンゴルでは、秋に収穫した黒クコの実を、直射日光が当たらない風通しのいい場所に広げて数日待ちます。 水分量が少なくなった段階で直射日光に当て、果皮が固くまるまで乾燥させます。 乾燥させた黒クコの実を水に入れると、美しい紫色の色素が溶け出して、4~5分後には美しい紫色の水になります」

谷﨑さんが注目しているのは、モンゴル産の黒クコが秘めている機能性です。 研究機関の調べによって、モンゴル産の黒クコには、ブルーベリーの40倍以上の抗酸化作用があることが分かりました。

ブルーベリーの40倍の抗酸化作用がある黒クコ


モンゴル産の黒クコを広めたいのは、親日的なモンゴルの人たちの存在があるからです。 モンゴルは経済的に豊かな国とはいえませんが、人々は温かい心を持ち、たくましく生きています。 日本人だと思っていた大相撲の力士が実はモンゴル人だったってことがありますよね。 モンゴル人は日本人と肌が合うんですよ。 モンゴルの歌もどこか日本の民謡のリズムに似ていて、聞いていると心地いいんです」


ゲルで現地モンゴルの方と一緒に

地政学の視点でいえば、国土を海で囲まれている日本と対照的に、モンゴルは周囲を他の国に囲まれています。 大国からの脅威を防ぐためにも、モンゴルの人たちは日本との関係をとても重視しているそうです。
乾燥させた黒クコの実を水に溶かした "黒クコウォーター" を毎日飲んでいる谷﨑さんは、元気いっぱい!
健康・美容への意識が高い人は、ぜひ一度、試していただきたいと、熱く語ってくれました。

 
         

谷﨑義治の回想録(モンゴル紀行)

 

1.退職だ、やっとモンゴルに行けるぞ!

 これで退職だ、ユニホームを脱いでモンゴル旅行に行くぞ!
やっと64歳になって現役を引退してフリーの身となって、2005年8月念願のモンゴル旅行に行くことにした。
ミヤット・モンゴル航空の機内の雰囲気は欧米行きと随分違っているな・・・。 何となく日本人に似た顔つきと肌合いの人が多く、中にモンゴル人の相撲取りの集団やノモハン慰霊団のタスキを掛けた一団もいて日本の国内線のようだ。隣の席の同年配の男性に話しかけると大学の先生でゴビ砂漠に隕石を探しに行くとのことで何と挑戦的な旅だ!

       

機上でくつろぎながら自分の現役時代を振り返った。・・・大学を卒業し22歳で日油(株)に入社し43年間我ながら良く働いたな。
米国の会社との合弁会社の社長もやったし、最後は合弁を解消し日油の子会社の社長として事業発展に寄与したし、もう思い残すことはない。 こうしてモンゴル旅行の切掛けができたことは、やっぱり日油の先輩の元山さんのお蔭だ・・・。
元山さんは私より4年先輩で2002年6月のOB会で会った時、外務省ボランティア活動でモンゴルの大学で経済学を教えておられた。たまたま帰国された時にお会いし、何か生き生きとした表情で、「モンゴルはとても面白いところだよ。君も一度遊びにきたら如何か」との誘いに直ぐ乗ることにした。

       

モンゴル紀行の回想録はこちら

 
 
       

モンゴル便り

 

■ 2020年01月29日

新型コロナウィルスによる感染予防について

感染者が出ているにも関わらず何かと対応の遅い日本と比べて対応の早さや徹底した事前対策にモンゴルという国の強い姿勢が見えますね。


閣僚会議及び非常事態委員会の決議により新型コロナウイルス感染予防策として2020年3月2日まで下記の措置を実施する。

   • 国私立小中高等学校、保育園及び幼稚園は休校・休園とする。その間はテレビ放送により授業カリキュラムに合わせたテレビ授業を行う

   • 全ての大学および専門学校は休校とする

   • 自動車教習所、語学コースも休校とする

   • あらゆる文化・芸術・スポーツや大衆が集まるはイベントは中止する

   • PC及びゲームセンターの営業は中止する

   • 映画館の営業は中止する

国境を閉鎖するかは外務省及び関連当局が1月30日までに決定する。 飛行機及び鉄道で越境することは国境閉鎖には含まない。

※ 2020年1月29日現在、新型コロナウイルスによる肺炎感染者は確認されていないとのこと

ゴビ砂漠の夜


■ 2019年8月25日

モンゴル ウランバートル郊外を散策(第2弾)

この日も別荘裏の森林で5時間近く家内と二人で散歩して来ました。
途中で岩場のところに黒スグリ(Black currant)の低木と出会いました。

ウランバートル郊外で見つけた黒スグリ

黒スグリの後にコケモモとも出会い、カメラを向けました。
コケモモはモンゴルで自然のビタミンCと言われています。その葉っぱを煎じて飲むと風邪が治るようです。

モンゴルで見つけたコケモモ

森林を抜け出し、山頂に向かいましたが、山頂で永遠の愛のシンボルと言われているエーデルワイスの花と出会い、ラッキーな一日でした。

永遠の愛のシンボル エーデルワイズの花

写真撮影も楽しみましたが、何より収穫して来た黒スグリとコケモモはとても美味しかった。
自然を愛し、保護するという意味でエーデルワイスの花は観覧したのみです。
また来年の夏、見に行こうと思った。

自然を愛して食べるコケモモの美味しさ

■ 2019年8月5日

モンゴル ウランバートル郊外を散策

昨日、ウランバートルの北15㎞のある別荘(別荘と言っても立派な建屋ではなく、山小屋に近い)裏側の森林で家内と二人で4時間半ぐらい散歩して来た。
今年は例年より7月半ば以降の雨は多く、コケモモ、ブルーベリー、イチゴ、スグリなどなど果実が多く実っているようです。
途中、スグリの低木を見つけ、思わず携帯のカメラを向けた。

ウランバートル郊外で見つけた木々

幼い頃は両親に連れられ、この森林を歩き回り、ブルーベリーを3人で10㎏以上収穫し、家に持ち帰ってジャムを作って瓶詰にして、冬になるとパンと共に食べていた記憶がよみがえった。
それから森林には松の木が群生しており、皆で松の実狩りに良く行ったものだ。
雨上がりには食用キノコがあちらこちらで出来、休日ならば当時、ウランバートルで働いていたロシア人たちが大きなバケツとナイフ又は鋏を手に森林の中へ入っていき、数時間後にはバケツ一杯のキノコを持って帰ってくる姿を多く見たことはある。

中学生の頃は毒性のキノコも有ることを知って、ロシア人に教わってチチアワタケのみを収穫し、ネギと塩で味付けし、炒めて食べるとものすごく美味しかった記憶がある。
自然の恵みは素晴らしいと今でも感激するばかりです。



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